設立検討の背景

EDAコンソーシアム設立の背景

IoTの出現により、従来のデータベースシステムは2つの問題を抱えています。無尽に発生するログデータでストレージが膨張し続けることと、データ検索時のレイテンシーの問題です。これらの問題を解決すべく、EDA(Event Driven Architecture)という概念が生まれました。(下記参照)
EDAを採用するか否かで、システム投資のROIは大きく差が出ます。日本はEDAの普及が遅れており、米国や中国などのEDA先進国に対し相対的な国力の低下が懸念されます。
そこでEDAコンソーシアムを設立し、日本におけるEDAの普及を目指し、IoT/AI/DX時代の社会基盤の確立と発展に貢献します。

会長 東京大学大学院 情報理工学系研究科教授 江崎 浩
副会長 一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)常務理事 坂下 哲也

EDAとデーターベースの違い

発生し続けるデータの中から、アクション側にとって重要なイベントだけを見つけ出して伝えます。

例えば温度が閾値を超えた時(イベント発生時)に空調のスイッチをONにするなど、リアルタイムに次のアクションへ繋げたいとします。全ての発生イベントを他のデータと一緒にデータベース(DB)に書き込んでしまうと、アクションするためには閾値以上のデータを検索せねばなりません。EDAはイベントが発生した時に、必要なものだけをDBを経由せずにリアルタイムに直接アクションに繋げる仕組みです。

Society5.0を実現する際、サイバー空間とフィジカル空間の間を全データが行き来するのでは、システム基盤の負荷が大きすぎます。リアルタイムなサービスの実現も困難です。そこでEDAの活用が望まれます。
データの解析にはDBが必要です。一方でリアルタイムなサービスの実現には、EDAが効果的です。Society5.0・データ駆動型社会の効率的な実現には、両者を使い分けることが必要だと考えます。

EDAの仕組みとは